とても細かい子宮頸がんの日記。

子宮頸がんと診断されてからのあれこれをひたすらに細かく。

手術後5日目 ~お通じ、リンパマッサージ講習~

看護師さんの勧めで、この日から内服薬が自己管理になりました。
バイタルチェックの際に服用時刻などを申告します。
・下剤2種×10(便を軟らかくするマグミット錠330mg、腸を動かすセンノシド錠12mg)
・痛み止め×20(トラムセット配合錠)

睡眠不足と肩こりでぐったり。心なしか悪寒も。
朝のうちに給湯器でサーモマグに温かいお茶を作るのが日課になりました。良い香りのお茶は気分転換になります。

食事については、曜日によっては何食か主菜を選択できることもあります。
私は「ライト常菜」ですが、ほかに病状などによっては「一般常菜」「軟菜」「ミラクル軟菜」という献立もある模様。ミラクルか…。ほかに生食や果物が禁止となるケースもあり、とても細かに対応されているのですね。

ちなみにこの日、苦しい闘いの末ようやくにして術後初のお通じ!
当日の朝下剤を使っていますから、4日ぶりの事象でございます。
ほっとしました。
明日からもちゃんとできるといいのだけど。

午後、DVDを観ながらのリンパマッサージ講習。
両脇から足先まで、丁寧におこなうと10分くらいかかるでしょうか。これを毎日続けるようにとのこと。

私はリンパ郭清といって骨盤内の40~50もあるリンパ節を取ってしまっているので、全身をめぐるリンパ液の流れがどうしてもうまくいかなくなります。
そこで行き場をなくしたリンパ液が溜まって浮腫んでしまう「リンパ浮腫」という後遺症が起こります。
脚が象のようにパンパンになってしまったり、またちょっとした傷や虫刺されからの細菌感染により発疹や高熱を伴う「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という劇症を起こします。画像検索するとかなり怖いです…。
これは生涯注意が必要で、しかも一度なると繰り返しやすくなるため、日々のケアが重要となります。
術後1年間のリスクがもっとも高いけれども、10年以上経ってから発症する人もいるそうです。
様々な生活上の注意事項がありました。
・身体を締め付ける服や下着を避ける。
・正座をしない。
・立っていても座っていても長時間同じ姿勢をとらない。
 立ち仕事は特に浮腫みやすいため折々に屈伸やマッサージをおこなう。
・長時間同じ姿勢となる乗り物の利用を避ける。
・弾性ストッキングの着用。
 医療用のものは2万円ほどするが保険適用可(3割負担で6千円)
・両脇から足先までの丁寧なリンパマッサージを習慣づける。
・虫刺されや小さな傷にも注意する。ペットの爪や庭仕事などは特に気をつけて長袖や手袋、靴下を着用するなど。
・むだ毛の処理には剃刀を使わず、クリームなどを使用する。
・過度の日焼けを避ける。
・湿布や刺激の強いマッサージを避ける。
etc...

詳しくはこちら↓
http://ganjoho.jp/public/support/condition/lymphedema.html

私は猫と暮らしているのですが、ペットの牙や爪に注意するようかなり強く言われました。
「長袖、長ズボン、靴下、できれば手袋も着用するくらいの意識で」
えええ、猫様に直接モフモフできないなんて…!
すみません、これは以後の生活でも守れておりません。
でもマッサージはほぼ毎日欠かさず続けていますし、感染症にも気を配っている、とは思います。

血栓予防の皮下注射が予定通り朝晩2回。
もちろん痛い。

シャワー室で入浴。やっぱり狭い。
尿バッグを扱いにくい。早く外れるといいな。