とても細かい子宮頸がんの日記。

子宮頸がんと診断されてからのあれこれをひたすらに細かく。

お見舞いのこと

入院中、私は基本的にお見舞いはお断りしていました。
友人たちへも元気に退院してから遊んでね!という感じでお願いしておりました。
彼氏へも極力、来なくていいからと。
(その代わりベランダの植物たちへ水やりに通ってくれました。本当にどうもありがとう)

それでも一部「どうしても」と来てくれたひとたちがいましたが、そうして会いたがってくれたひとたちにも、私の言葉を尊重して控えてくれたひとたちにも、それぞれの気持ちが本当に嬉しく心から感謝しています。みんな大好き。

理由はいろいろあるのですが私個人的な理由としては
・病院となるとお見舞品も持ってきてしまわれるだろうし、いろいろ気を遣わせるのは申し訳ない。
・癌ということを当初は伏せていたので、癌病棟だと気づかれたくない。
・管やら袋やら繋がってボロボロの姿をお見せしたくない。

それと、考え過ぎかもしれませんがおなじ病棟の方々を思うと
・婦人科系の癌患者さんは全身脱毛していたりして、健康な人にじろじろ見られたくないのでは?
・子どもを望んでいながら子宮摘出された方などは子ども連れの見舞客を目にするのがつらいのでは?
(友人に小さな子どもをもつひとが何人かいるので)
(逆に、子どもの姿をみると元気が出る、嬉しい、というかたもいらっしゃるとは思いますが)
などという理由もありました。
…考えすぎでしたかねえ。

今振り返ると「来ないでね」というのは周囲を戸惑わせてしまっただろうなと思います。
言い方はいろいろあったでしょうに、配慮が足りなかったなといまは反省しています。

私みたいなお悩みをお持ちのかたがいらしたら、
・ミネラルウォーターなど、いくらあっても困らずあまり相手にも負担にならないようなものをこちらからお願いする(重たいので病院の売店で買っていただくとか、動けるなら一緒に歩いてみるのもありかと)。
・病院の売店や食堂にある商品で食べたいものがあるから一緒に食べて!と言ってみる(病棟で会うのを避ける)。
・子ども連れは丁重にご遠慮いただく(※)。

という感じで「よかったら顔を見せに来てくれると嬉しいな」と伝えてみるのはいかがでしょうか。

ちなみに私の入った病院では私みたいにほとんど訪問者の無いひともいれば、逆に毎日何人もひっきりなしにお見舞いの絶えないひともいました。
寂しくてたまらないというひともいるでしょうし、大事な人たちの顔を見ると元気が出る!というひともいますよね。
そのあたりはひとそれぞれだと思います。


※12歳未満の子どもさんについては、どんな病院でも本当は控えたほうがよいそうですね。はっきり禁止しているところも多いみたいです。特に子どもは大人よりもたくさんの強力な菌をもっている場合が多く、免疫力の下がっている患者には感染症の危険が増します。けっこう見ますけどね…それに、例えば子どもが病気のお母さんに会えないなんて、どちらにとってもつらすぎると思います。
※それどころか生花やぬいぐるみなども禁止している病院があるそうですね。大人の常識だったのかもしれませんが、私は恥ずかしながら今回調べるまで知りませんでした…とても勉強になりました。