とても細かい子宮頸がんの日記。

子宮頸がんと診断されてからのあれこれをひたすらに細かく。

別の病院へ

翌日、2015年3月20日。
紹介状をもって訪れた古い病院は数年前に改装されたそうで、とても綺麗でした。
診察の流れもなかなか洗練されており、受付に診察券を通すと液晶付きの呼び出し端末を持たされるというシステム。
これなら呼び出しを聞き落とすこともないので敷地内の移動が自由になり、次に向かう窓口もわかりやすいです。

待ち時間は一時間ほど。
診察、そしてまた内診、エコー。
にこにこと迎えてくださった担当医は男性。五十代半ばでしょうか。あとで婦人科の部長さんだと知りました。

「腫瘍の大きさは4cmより大きそうなので、おそらくはIb2期」
「これから精密な検査をおこなって最終決定をしますが、最低でも子宮を全部取る手術が必要です」
「まず手術ができるのはいいことです。状況によっては放射線抗がん剤しか手段がないこともあり、そうすると完治しにくい」
「急いだほうがいいですが、予約が詰まっているので最短で4月末か5月の連休明けになると思う。これはもし他の病院へ行かれても同じくらいだと思います」

物腰やわらかに、スピーディだけれど患者を置いてけぼりにしない話し方で丁寧に説明をうけました。
内容はだいたい自分でも調べて予想していたとおりだったので、おまかせしますので進めてくださいとお願いしました。

余談ですがどことなくゆるい(失礼)先生の話しぶりや風貌にリリー・フランキーを連想して、思わず好感度アップ。
セカンドオピニオンとかそういうのはいいや、おまかせして先生についていきましょう、と思いました。

CT、MRIの予約を入れて診察室を辞するとき、
「大変だけど頑張りましょう。まだまだ何十年も生きるんだから」とのお言葉がありました。励まされている…。
何十年も、生きる、かー。

あとは、手術に備えて全身状態を確認する各種検査の旅へ。

・血液検査
・採尿
・心電図
・心肺機能

心肺機能には自信があったのに「ちょっと弱いですね」と言われ、軽くショックを受けるなどしつつ、この日は終了。
お昼過ぎまでかかりました。