最初の病院 (1)
健診の翌日、健診を受けた病院の婦人科を受診しました。
(結局当日は自分の都合で無理でした)
このときの担当は穏やかな老年の男性医師。
経緯を説明すると再び内診。
あれは嫌なものですが、仕方ありません。
「確かにがんの疑いが高いと思います。
ただそんなに進行しているようには見えないけどねえ」
子宮のがんには大雑把に2種類あります。
「子宮頸がん」と「子宮体がん」。
自治体の健診で調べるのは「子宮頸がん」で、希望すれば追加料金を支払い同時に「子宮体がん」の検査も可能です(自治体によるかもしれません)。
私は体がんの検査も希望していたはずなのですが、なぜかおこなわれていないということで、改めて依頼しました。
再度細胞を採取。
これがずいぶん痛いという人もいます。
私の場合は一瞬ズキッときたくらい…うう、だけどつい昨日も採ったのになー。
別の医師が診るのですから結局は内診もありますし、健診はなんの意味があったのかなと。
うん。やはり自覚症状があったら即一般診療を受診、ですね。
ちなみにこのときも出血してしまったのですが、先生自ら素早く処置していただけました。
健診の結果を早く出してもらうようにすると言われ、腫瘍科の専門医がいる曜日に合わせて次回の予約。
約2週間先。
この時点でもう、おそらくある程度進行した子宮頸がんであることを認識しました。
昨年末から疑いをもってあれこれ調べていたこともあり、あまり驚きや恐怖はありませんでした。
ただじんわりと重たい気持ち、いやなことがやってくるなあという暗い気持ちをかみしめたくらいです。
おそらくは入院、手術。あるいは放射線や抗がん剤治療。
仕事も長期にわたって休むなり退職するなり、算段しなければなりません。
でも私はそのままその病院へかかるつもりも、系列の大学病院へかかるつもりもありませんでした。