とても細かい子宮頸がんの日記。

子宮頸がんと診断されてからのあれこれをひたすらに細かく。

健診

「どうしてさっさと病院に行かなかったの!健診じゃだめよ!」
と、健診では担当医からお叱りがありました。

気になるところもあるしちょうどいいな、と考えていたのは間違いで、自覚症状があるなら一般診療を受診すべきなのだそうです。
いわく、

(1) 健診の場合は結果が出るまでに時間がかかる。
(2) 健診の内容だけでは充分な検査ができない。

(1)については知りませんでしたが、言われてみればその通りですね。
特に進行がんでは一週間、二週間でも早く対処するに越したことはないのですし。
(2)についてはまず健診を受けてみて、何かあればその結果をもって一般の病院へ行こう、それで省ける検査もあるだろう、などと気軽に考えていました。

ただ私はやはり自覚症状があることが気になったので、予約を入れたときにその病院のスタッフへ尋ねたんです。
答えは「気になるようなら健診のあとにそのまま婦人科を受診できます」というものでした。
私は、なるほどそれは合理的!とすんなり納得したのでした。
そのことを医師へ伝えると
「それは電話に出るのは事務の人間だからわからないこともあります!」
や、そんな事情は私にもわかりません…どうもすみません…。

ともかく、気になることがあればすぐに一般診療で素早く充分な検査を。ですね。

このときの担当は某大学病院から来ていた50代なかばほどの、なんだか高価そうな装身具をあれこれ身につけた女性の医師でした。
失礼ながら強者の意識をむき出しに上からものを言われた、という印象しかありません。
内診の最中に出血してしまったのですが、看護師さんへ「ちょっと拭いてあげて!」と、あからさまに汚いものに触れるような態度を取られたことでとても惨めな気持ちになりました。

婦人科ならなんとなく女性の医師がいいな、と考えるひとも多いと思うのですが、少なくとも私はすっかり幻想がなくなりました。
おなじ女性として理解や寄り添う気持ちを得られる、という幻想です。