とても細かい子宮頸がんの日記。

子宮頸がんと診断されてからのあれこれをひたすらに細かく。

手術後3日目 ~いろいろ抜去、血栓予防の皮下注射開始~

術後3日目の朝、硬膜外チューブと下腹部左右のドレーンが抜去されました。
ほとんど痛みもなくスルリと抜けましたが、ドレーンの痕は小さいながらも長く残りました(これを書いているのは5ヶ月後の2015年9月ですが、お腹で大きな縦の傷を挟んで両側にちょんちょんと、まだ虫刺されくらいの存在感があります)。

午後には「もう食事もでき水分も摂れているので」と、右腕の点滴抜去。
残るチューブは導尿だけ!
寝返りなど身体を動かすのがだいぶ楽になりました。

そしてそして、3日ぶりにシャワーを使うこともできました。
ドレーン抜去の傷に防水テープを貼っていただき、浴室へ。
身体から繋がった尿バッグはそのまま持って、蛇口などへ引っ掛けて入ります。
看護師さんから「逆流しないようにねー」などと気軽に言われてちょっと怖い。

このときやっと下腹部の傷口を目にしたのですが、防水テープ越しに滲出液や血液の塊なども邪魔してあまりはっきりとした状態はわかりませんでした。
しかし自分のお腹がざっくり大きく切られているということはようやくはっきり実感され、なかなかおもしろくもあり怖くもあり。

痛いし目眩はするし関節もうまく動かせず疲労困憊しましたが、それでも、久しぶりのシャワーはとてもスッキリして気持ちが明るくなりました。

入浴のあとは腹部の傷チェックがあり、腹帯を新しいものに交換。術後初のお通じを容易にするため、便を軟らかくする薬剤マグミットも処方されました。これも怖いですね。お腹に力を入れるということがまだ想像もつきません。
それから血栓予防の皮下注射。
この注射はこのあと日に2回、全部で11回注射していきます。腕というか肩口を交互に使う感じです。看護師さんの技量にもよりますが皮下注射なのでとても痛く、ときには内出血もして痕になります…毎回憂鬱でした。

夜には仕事帰りの友人が立ち寄ってくれました。
私は基本的に家族と彼以外のお見舞いはすべてお断りしていたのですが(このことについてはまた改めて)、中には「何言ってるの?私がススタケさんの顔を見たいんだから」と言って気にも留めない豪の者がおりました。
その彼女はベテランナース。
花瓶や水替えのいらないお花とヨーグリーナを置いて、ほんの15分ほどで風のように去っていきました。
さすがだ…。
私ももちろん、会えて嬉しくないわけがなく。
ありがとう!